始まりの写真
四葉8話目
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四葉、「わたしもお腹パンパンです」。
風太郎、「お前が文句、言い続けたせいだ」。
四葉、「好きな味。勉強になります」。
四葉、「上杉さんが重い病におかされたんだよ。看病してあげて」。
四葉、「動くと死んじゃう病気らしいよ」。
風太郎、「結局、また、二人になっちまったな。これじゃ、試験前と同じだ」。
四葉、「そうでしょうか。気づきませんでした?上杉さんがうちにいるのに
追い出そうとしなかったんです。二乃と五月だけででなく。
一花と三玖も変わっているのがわたしでもわかります」。
四葉、「なんでわたしが上杉さんの味方をしてるかわかりますか」。
風太郎、「成績あげたいからだろ」。
四葉、「違いますよ。好きだから」。
四葉、「うーそ」。
四葉、「やーい。ひかかりましたね」。
四葉、「わたしだって、やればできるんでーす」。
四葉、「林間学校。林間学校」。
四葉、「上杉さーん、もうすぐ林間学校ですよー」。
四葉、「うわあああ」。
風太郎、「俺だ」。
四葉、「上杉さん」。
四葉、「助けてー」。
四葉、「こんなに仮想道具、持ってきてどうしたんですか」。
三玖、「肝試しの実行委員になったんだって」。
四葉、「この学校の林間学校には伝説があるのを知ってますか?
最終日に行われるキャンプファイヤーのダンスです。そのフィナーレの
瞬間に踊ってたペアーは生涯を添い遂げる縁で結ばれるというのです」。
風太郎、「非現実的だ。くだらないな」。
四葉、「冷めてる。現代っ子だ。キャンプファイヤーですよ。結びの伝説ですよ。
ロマンティックだと思いませか」。
風太郎は五月と二乃とメールアドレス交換をした。
四葉、「これで全員分、揃いましたね」。
風太郎、「あと一人いるだろ」。
四葉、「一花、三玖、二乃、五月・・・あーー四葉、わたしです」。
四葉、「こちらがわたしのアドレスです」。
風太郎、「バスケ部からって」。
四葉、「わたし、もう一つ、頼まれごとがあるんだった」。
四葉、「みなさん、お疲れ様です」。
バスケ部部長、「それで中野さん、入部の件、考えてくれた」。
四葉、「誘ってもらえて、うれしいです」。
四葉、「でも、ごめんなさい。お断りさせてください。バスケ部のみなさんが
大変なことは重々、承知の上ですが、放課後は大切な用事があるんです。
もちろん、試合の助っ人ならいつでもOKですので。才能がないわたしを応援してくれる人が
いてるんです」。
四葉、「はあ。うぅー、上杉さん。なぜここに」。
風太郎、「図書室に行くところだ」。
四葉、「図書室は部室棟の真逆のはずですが、おぉかしいな」。
風太郎、「お前の用事は終わったか。これからもしごいてやるから覚悟しろ」。
四葉、「はい、覚悟しました」。
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