四葉「せーの。はは。これ、楽しいですね」。

四葉、「上杉さん。この肝だしの道具、運んじゃいますね」。

風太郎、「四葉、お前、確かキャンプファイヤーの係りじゃなかったっけ？」。
四葉、「はい。上杉さん一人じゃ、大変だと思って。勉強星人の 上杉さんがせっかく林間学校に来てくれたんですから全力でサポートします」。

風太郎、「うわーー」。
四葉、「うぉー」。
四葉、「絶好調ですね。わたし、うれしいです。いつも死んだ目をした 上杉さんの目に精気を感じます」。
風太郎、「そうか」。
四葉、「もしかしたら、来てくれないかもって思っちゃったから。 後悔のない林間学校にしましょうね。しっしっししー」。

四葉、「次の人、来ましたよ。食べちゃうぞ」。
三玖、「風太郎」。
一花、「四葉もいるじゃん」。

風太郎、「なんだ。ネタがばれてるお前らか」。
四葉、「しししっしー」。

風太郎、「やけにそっけいないな」。

四葉、「そうですか。それより上杉さん、脅かし方にまだ、迷いがあります もっと凝った登場しないと」。

四葉、「あーちゃー、やりすぎちゃいましたね」。

四葉、「上杉さんが手伝ってくれるなんて助かります」。
風太郎、「これを運べばいいんだな」。
四葉、「はい。一時的に雪からよけてたらしいです。明日のキャンプファイヤーの ために係りの人総出でがんばっています」。

風太郎、「よし.。ふん」。
四葉、「上杉さん、本当に男の子ですか。でも、人では多いに越したことないですからね」。

風太郎、「そうか。肝試しのお礼だと思ってくれ」。
四葉、「あっ、そうですよ。上杉さんの居ない間、一人で脅かし役やったんですからね」。

四葉、「次行きます。運動にもなって一石二鳥ですね」。

四葉、「すみません。上杉さん、見ませんでした？」。

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