四葉、「そこの人、止まりなさーい。待てー」。

四葉、「へはーっ。痴漢捕まえましたー」。

四葉、「うん？この匂い。上杉さん？どうして？」。
風太郎、「ま、そういうことだ」。

四葉、「どうして、痴漢なんて」。
風太郎、「お前をおびき寄せるための嘘でした」。

四葉、「わたしを？なんのためですか？」。
風太郎、「五月がお前の代わりに退部を申し込んでる」。

四葉、「わたしはへっちゃらですから」。

四葉、「ついに、出たー！」。

四葉、「ドッペルゲンガーだー。死にたくありません」。

二乃、「四葉、あんたも変わりなさい」。

四葉、「うん。行ってくる」。

四葉、「一人で大丈夫だよ」。

四葉、「そんなことして、点数とっても意味ないですよ」。

四葉、「二乃、元気だして」。
二乃、「あんたは自分の心配しなさいよ」。

四葉、「わたし、まだ、上杉さんに教えてもらいたいよ」。

四葉、「言いましたよね。大切なのはどこにいるのではなく、 五人でいることなんです」。

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