全員で五等分

五等分の花嫁5話

  • 2021/09/12
全員で五等分

一花の「わたしは一緒に花火をみれない」というところから始まる。

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一花、「仕事仲間が来た」と風太郎に抱きついた。
一花は恋人のふりをして姿を隠した。

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一花、「風太郎はなんのために勉強してるの?」という言葉に
風太郎は女の子のことを思いだしていた。
一花の仕事仲間が(一花と)見間違えて三玖を連れていっていた。

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二乃が小さい頃の写真を見ていた。
そしたら五月から電話がかかってきた。
五月、「もうみんなで観るのは無理かもしれません」。
二乃、「何!弱気になってるのよ。今わたしが・・・」。

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風太郎は三玖を見つけた。そして、三玖の手を取った。

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一花の仕事仲間、「君はなんなんだ。君はこの娘のなんなんだ!」。
風太郎、「俺はこいつの、こいつらのパートナーだ。返してもらいたい」。
風太郎、「よく見てくれ。こいつは一花じゃない」。
一花の仕事仲間、「うちの若手女優から手を放しなさい」。
一花の仕事仲間、「えー!一花ちゃんが二人」。
風太郎、「若手女優。カメラで撮る仕事ってそっち」。
一花の仕事仲間、「こうしてる場合じゃない。行こう」。
一花の仕事仲間、「一花ちゃんは大事なオーディションがあるんだ」。


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風太郎、「一花」。
一花、「風太郎君」。
風太郎、「ひげのおっさんは?」。
一花、「車とりに行ってるとこ」。
風太郎、「本当に戻る気はないんだな」。
一花、「もう一度聞くね。なんでただの家庭教師の君がそこまでおっせかいやいてくれるの」。
風太郎、「俺とお前が協力関係にあるパートナーだからだ」。
一花、風太郎にタブレットを渡す。
風太郎、「台本?」。
一花、「半年前、社長にスカウトされて、それからちょくちょく、名前もない役をやらしてもらってた けっこう大きな映画の代役オーディションがあるって教えてもらったのがついさっき。いよいよ本格的に デビューかもってとこ」。
風太郎、「それがお前のやりたいことか」。
一花、「そう。せっかくだから練習相手になってよ。相手役が風太郎君ね」。
風太郎、「なんで俺が」。
一花、「協力関係でしょ」。
風太郎、「棒読みしかできないからな」。
一花、「やった。」。
風太郎、「じゃ。行くぞ」。
一花、「うん。お願い」。
風太郎、「ん”ん”ん”。そ、卒業おめでとう」。
一花、「先生、今までありがとう。あの教室で先生に出会って、始めてわたしは 先生、あなたが先生でよかった。あなたの生徒でよかった」。
風太郎、「はっ」。
一花、「あれ、もしかしてわたしの演技力にジーンと来ちゃった?」。
風太郎、「『あなたが先生でよかった』なんてお前の口から聞けるとは」。
一花、「そっちか。ああ、社長の車だ。じゃ、行くね。役、勝ち取ってくるよ」。
風太郎、「おい、その作り笑いをやめろ」。
一花、「え?あはは」。
風太郎、「お前はいつだってそうだ。路地裏に居た時も。そのまま行こうとした時も 大事なとこで笑って本心を隠す。ムカッとくるぜ。お前をパートナーと言ったよな。 俺の家には借金がある。その借金を返すために家庭教師をやってる。だが、お前たち5人には 手をやきっぱなしだ。結局、なんのせいかをもあげられないまま給料をもらっちまった。 せめてもらった分の義理は果たしたい。それが俺の本心だ。以上。お前はどうなんだ? 余裕あるふりして。なんであの時ふるえてたんだよ」。
一花、「この仕事を始めてやっと長女として胸を張れるようになれると思ったの。一人前に なるまではあの娘たちには言わないって決めてたから、急にオーディションの話しが来たことを 言えなくて。花火の約束があるのに黙ってきちゃった。これでオーディション落ちたら、みんなに 合わす顔がないよ。もう花火大会終わっちゃうね。それにしても君がわたしの細かな違いに気づく なんて思わなかったよ。お姉さん、びっくりだ」。
風太郎、「俺がそんな敏感な男に見えるか?」。
一花、「自覚はあるんだ」。
風太郎、「お前のささいな違いなんて気づくはずもない。ただあいつらと違う笑顔だと思っただけだ」。
一花、「まいったな。風太郎君、一人だませないなんて自信なくなってきたよ」。
風太郎、「演技の才能ないんじゃね」。
一花、「うわお。直球だね」。
風太郎、「言っておくがその方が俺にとって好都合だ。寄り道せずに勉強に専念してくれるからな」。
一花、「寄り道なんかじゃない。これがわたしの目指してる道だよ」。
一花の仕事仲間、「一花ちゃん。早く乗って」。
一花、「はーい」。
風太郎、「まあ、あいつらに謝る時は付合ってやるよ。パートナーだからな」。

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一花、「遅れてすみません。中野一花です」。
審査員、「じゃ、準備はいいですか?」
一花、「よろしくお願いします」。
一花、「うまく笑えてるかな。こんな時みんなだったらどうやって 笑うんだろう。四葉なら。三玖なら。五月なら。二乃なら」。

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四葉、「一花に上杉さん。お帰りなさい」。
四葉、「準備万端です。我慢できずおっぱじめちゃいました」。
風太郎、「お前が花火を買ってたおかげだ」。
二乃、「あんたに一言言わないとすまないわ。お・つ・か・れ・」。

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一花、「みんな、ごめん。わたしの勝手でこんなことになっちゃって、本当にごめんね」。

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五月、「お母さんがよく言ってましたね。誰かの失敗は5人で乗り越えること。 誰かの幸せは5人でわかちあうこと」。


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「喜びも悲しみも怒りもいつくしみも」。

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「わたしたち全員で五等分ですから」。

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一花、「応援してもらった分、私も君に協力しなきゃ」。
一花、「もう。がんばったね。ありがとう。今日はおやすみ」。


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